1981-03-25 第94回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
これを沖繩県にセクターをつくってでも沖繩パインの生産流通対策の補助基金をつくってもらう。これしか道はないのですよ。いろいろ皆さん方、調整会議やら懇談会でやっていただいているけれども、それはそれぞれのパイン協会のお立場もあるでしょう。
これを沖繩県にセクターをつくってでも沖繩パインの生産流通対策の補助基金をつくってもらう。これしか道はないのですよ。いろいろ皆さん方、調整会議やら懇談会でやっていただいているけれども、それはそれぞれのパイン協会のお立場もあるでしょう。
ただ、全体的にこのかん詰めの状況をながめますと、確かに現在沖繩パインの在庫の関係が再び増勢に転じておるということでございます。具体的に申し上げますと、五十五年の十二月末、これが八十七万八千ケースということで、前年の五十二万四千ケースよりも大分ふえてきておるという状況でございます。したがいまして、この在庫の解消という問題につきましては、どういう手だてを考えるかという問題になろうかと思います。
それから、沖繩の在庫が最近ふえておる、短期的にこれをどのように解消をするのかという問題でございますが、これは先ほど局長が御答弁しましたように、沖繩パインアップル缶詰協会の代理店の方々を呼んで、ひとつできるだけ早く本土へ引き取っていただきたい、こういうことを中心に私ども業界を指導しておる、こういう実態でございます。
このような状況を放置することは、パインアップル岳詰を非自由化品目に指定し、沖繩パインアップル産業を保護している意義を失わせるものである。」このように実に明快な政府の見解が缶詰協会に提示されておるわけなんです。 ですから、そういう基本的な考え方はいまも何も変わらないわけなんです。恐らく変わってはいないと思うのです。
だから、そのときになってみなきゃわからないけれども、要するに、そういう対象に入り得るんだと、沖繩パインの保護のためにこの基金の制度を発動ができるような事態があるならば発動するんだ、こういうふうに理解していいですね、簡単にお答えいただきます。
それが五十一年でしたか、沖繩のパイン生産者の方には、冷凍パインを入れるについては沖繩パインは優先消化するということで支障を来さない、こういうような固い約束の上で冷凍パインの自由化というのをやったわけなんですね。
それからパインの方でございますが、これは四十八、九年に冷凍パインその他の問題もございまして、沖繩パインが相当滞貨するという問題が起きまして、その後パインの作付面積も減ってまいっておったわけでございますが、最近また上向いてまいっております。したがいまして、生産対策面におきましてはこのパインの優良品種の導入ということで輪切り方式のあれを導入してやっていきたい。
なお、販売等につきましても、沖繩のパッカーの団体あるいは本土の代理店の団体、沖繩パインの組合、そういうものの間で、価格につきましてもなるべく現地の人の希望に沿うように、あるいは引き取り時期につきましても、先ほど申し上げましたように来年の六月までに全量を引き取るようにということで、私たちは通産省ともども積極的に業界を指導しております。
○北野説明員 その残量の、今後生産されるものを含めましての百万ケース程度のものにつきましては、本土におきます従来から沖繩のパイかんを扱っております沖繩パインの業界での引き取りの配分の数量と、業者といいますか商社別の配分、そういうものは一応案としては決まっております。
さる七月の一日の農水委員会において、また喜屋武委員の質問に対して、五十年度産県産パインのさばきについては非常に心配である、生産者も危機感を持っているが政府はどのように考えておられるのか、という喜屋武委員の質問に対して、沖繩パインの消化の状況を見ながら輸入の数量、時期などについて今後検討を進めてまいりたいと考えておると、こう答弁されましたが、その態度は現在も変わっていませんかどうか、お聞きしたい。
したがいまして、計画的に滞貨の解消を図るという考え方で、いま申しましたグローバルの輸入割り当てにつきましても、今後の沖繩パインかん詰めの消化の状況を見ながら、時期とか数量等について検討をしてまいりたいと思っておりますし、さらに先々でございますが、いまも言ったようにジュース等の需要拡大も図ってまいりたいということで、少し時間はかけまして計画的に処理を進めてまいりたいというふうに考えております。
○政府委員(松元威雄君) これは沖繩産パインかん詰めの滞貨の現状にかんがみまして、沖繩パインの優先消化に努力しているわけでございますが、ただ輸入割り当てを全くしないということは、これは東南アジア諸国との関係もございまして、私はこれはむずかしかろうと。
そこで、今後は沖繩パインの販路をどう拡大していくかということについては、従来のようにかん詰めが売れるからかん詰めだけでいいのかどうかはやっぱり考えなければならぬだろう。一部ジュースの計画もございます。私はこれも一つ考えたらどうかと思うのでございます。生の方は品質条件でなかなかむずかしい問題がございますが、たとえば本年のような機会はいい機会だろうと思います。
しかし、実際の問題といたしましてはパイナップルかん詰めの輸入業者に、私どもの方からも現在の沖繩のパイン産業が置かれております深刻な状況につきまして十分認識するように申しておりますし、実際、パイナップルかん詰め輸入業者の有力な商社は沖繩パインかん詰めの販売代理店でもあるという立場から、こういったところは、私どもの要請に対しまして、冷凍パイナップルの輸入についても今後十分自粛していくという方向で対応するわけでございます
そういうことで、第二点の、今後における沖繩パインのあり方につきまして、なかなかこれもいろいろな問題もございます。沖繩パインというのは、立地条件からしますと、ほかの国に比べれば必ずしも恵まれておりません。
○安倍国務大臣 私も初めに申し上げましたように、この沖繩パインの状況につきましては非常に憂慮いたしておるわけでございます。したがって、事務当局にも督励をいたしまして、いま局長が答弁をいたしましたようなもろもろの施策を講じておるわけでございます。
最初に大臣にお伺いをしたいのですが、沖繩パインの優先消化ということで閣議で何かお話し合いを持ったかどうか、お尋ねしたいと思います。
たとえばことしの下期の問題、あるいは来年度以降の問題、いろいろあろうかと思いますが、これらの面につきましても、今後の沖繩パインの滞貨の消化状況、そういうものを十分踏まえた上で、関係の省庁とも打ち合わせた上で検討してまいりたい、かように考えているわけでございます。
ところが今日に至って、もうその沖繩パインの振興のために保護してやるんだというような目的は、一つの保証もいまないわけなんです。だから、その保証をするためにはどうすればいいかということは、いま言うような小手先のことで、はたして沖繩パインが完全消化されるようなことになっていくかどうか。
○二瓶説明員 沖繩パインの問題につきましては、お答えを申し上げておるわけでございますが、ただいま現時点でいろいろやっております措置につきましては、必ずしもこれでもって完全消化というかっこうにいくかどうかという面につきましては、先生御指摘のとおり、多少問題があろうかと思います。
さらに、沖繩パイン産業の合理化というものがただいま進行途上でありますしいたしますので、関税につきましても、国内におきます議論としましては、関税を下げるべきではなかろうかという意見もあったわけでありまするが、従来と同様に五五%の関税率を当分の間維持してまいりたい、こういうふうに考えておる次第でございます。
またパイン農業につきましては、これも現在の段階におきまして沖繩のパインを直ちに自由化というわけにはまいりませんので、当分の間沖繩の合理化計画が進捗する間、われわれといたしましては、沖繩のパインかん詰めの自由化を見送りますとともに、沖繩パイン産業の育成を大いにやってまいりたい、こういうふうに考えておる次第でございます。
これは一にかかって、沖繩パイン産業という重要な農業を御援助いたさなければならないという方針を継続するという立場でこういうふうにとっておるのでありますから、農業の面では、私ども、非常に地元から喜ばれておりますということをつけ加えて、沖繩の方にも申し上げたいと思います。(拍手) 〔国務大臣中曽根康弘君登壇〕
よって政府は、沖繩パイン産業の育成強化に適切な指導援助を積極的に与え、かつ当分の間パインアップル罐詰等の自由化を行わないよう格段の努力を払うべきである。 右決議する。 以上であります。
政府は、沖繩パイン産業の合理化、健全化に関し適切な指導援助を行ない、体質の改善、生産費の低減を促進すべきであるが、当分の間パインかん詰め等の自由化を行なうことがないよう格段の努力を払うべきであると考えるのであります。 以上が本決議案を提案する趣旨であります。
――――――――――――― 五月十三日 沖繩パインアップル産業の保護育成に関する 陳情書 (第三八四号) 琉球パインアップル罐詰の保護育成に関する 陳情書 (第三八五号) 下請代金支払遅延防止法の改正に関する陳情書 (第三九三号) 物価値上げ反対に関する陳情書外五件 (第 三九四号) 下請企業の保護育成に関する陳情書外二件 (第三九五号) 東西貿易の拡大等に関する陳情書外一件
○西宮委員 ただいまの局長の御答弁によりますると、他に市場を求めることの困難な沖繩パインについては、日本本土においてこれを消化するという建前で今後の施策を講じたいというお話のように聞き取れたのでありますがその点について、通産当局の考え方も同様であるかどうか。同様と申しますのは、要するに沖繩で生産するパインを全量日本で消化をするという御決意があるかどうかということについてお尋ねをしたいと思います。